介護福祉コース 2021年度
介護学生のみなさまへ そして、介護を実践されていらっしゃるみなさまへ
新型コロナウイルス感染という未曽有の恐怖、不安の中、日々の生活においても、将来のための学修においても、そして人とのつながりにおいても、いろいろと大変なことが多いと感じます。
あまり無理をしすぎずに、時には「ふっ」と脱力しリラックスしていきましょうね。
この状況も、必ず収束していきます。
その日のために、「毎日、半歩でも前に進み続けましょうね」
この作品は、書家であり美術家であり、エッセイストとしても世界的に有名な篠田桃紅さんの「百」という作品です。百歳になる前に発表され、素敵な言葉もありますのでご紹介いたします。
心がちょっと弱って一歩前に進むことが難しい時に、「半歩でも、三分の一歩でもいいよ!」と言ってもらえたような気持ちがして、「三分の一歩くらいなら前に進めることができるかもしれない」と、とても元気づけられました。
そして、百歳の時に、「何か新しいものを加えて生きていきたい」「何か新しいものを創っていきたい」という、なんてバイタリティ溢れる言葉でしょう!
みなさま方はどのように感じましたでしょうか?
淑徳大学短期大学部 4月オープンキャンパスを行いました。
介護福祉コースには、13名のみなさまがおいでいただきました。
介護という仕事に関心を持っていただき、とても嬉しいです。ありがとうございました。
「コース紹介」では、3月に卒業したばかりの中田さんと丸山さんが応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます。
介護の仕事のこと、学校生活のこと、実習のことなど、高校生の目線に近い「生の声」をお伝えくださり、来場者の方々からは「卒業生からの話が具体的でわかりやすかったです」と好評でした。
去年の学生生活での思い出として、「去年は、コロナ禍であまり学校に通えなかったけど、ZOOMで、クラスのみんなや先生方とクリスマス会とかゼミ会を何度も行って、それが楽しかった!」「どんな状況が起きても、みんなで楽しんだり、お互いに助け合うことが多かった!」と話してくれたことが印象深かったです。
木田先生の「模擬授業」では、「プロフェッショナルに見えている世界とは?」という、介護福祉士を目指す人にとっては必見の内容でした。
介護学生2年生のお手伝をいいただき、介護実習室で車いす操作を例に挙げ、具体的に体験してみました。
来場者のみなさま方から、「なるほどーって思いました」「介護のプロになることのイメージがつきました」「介護の勉強が楽しみになりました」と感想をいただきました。
5月のオープンキャンパスでも、みなさまのご来場をお待ちしておりますね。
介護福祉コースの2年生が、新入生のために「歓迎会」を企画し開催してくれました!!
2年生は去年、コロナ禍でとても大変な1年間を過ごしました。それでも、みんな踏ん張り続けて2年生となりました。
きっと、たくさんたくさん不安や辛い思いや不満もあると思うのに、黙々と頑張り続けてくれました。
頭が下がる思いがします。
そんな頑張り屋さんの2年生のみなさんは、人を思いやり心配する優しい気持ちが強いです。
「1年生のみんなが、きっと不安を感じていたり、心配していることも多いと思う」と考え、歓迎会を企画してくれました。
「こんなコロナ禍の中でも、1年生のみんなには楽しい短大生活を送って欲しい」と、2年生の先輩方は話してくれました。
中心になって司会進行してくれたのは、向上委員の3人です!!ありがとうございました!!
まずは、1年生のみなさんから簡単な自己紹介をしてもらいました。
その後、事前に1年生のみなさんに聞いておいた「先輩への質問」について、2年生が丁寧に答えていきます!!
「授業について」「学校生活について」
「実習について」の質問が一番多かったです。
それ以外にも、さまざまな質問がありました。その一つ一つに対して、2年生の先輩方は一生懸命に説明していて、「1年生のみんなが、少しでも早く安心して学校に慣れるように」という優しい気持ちにあふれていました。
「コロナだから歓迎会もできない」ではなく、「コロナだからこそ積極的に交流していこう!」「自分たちにもできることはたくさんあるはず!」という気持ちは、さまざまな困難にも立ち向かっていけるたくましさを感じました。
1年生の緊張をとろうとして、2年生全員の「盛り上げていこう!!」というあたたかさにあふれた歓迎会でした。
歓迎会の準備の時間も、アクリル板ごしでも楽しかったです!!
淑徳大学短期大学部では、通常は新入生セミナーの中で「花まつり」という仏教行事に参加していきます。
今年度はコロナ禍の中、感染防止を重視し、各学科コースのゼミ単位で「花まつり」に参加しました。
介護福祉コースでは、1年生のアドバイザーである木田先生の司会進行のもと、1年生36名がはじめての「花まつり」を体験しました。
「花まつり」の内容は、まず、宗教行事である「花まつり」の映像を見ながら、仏教聖歌に触れました。
次に、名和先生の「花まつりについての講話」を聴き、最後に「建学の精神について」の講義を受けました。
建学の精神の講義の中では、「『福祉の淑徳』にご縁があって入学してきたのですから、ぜひ、この大学の建学の精神をみなさまのアイデンティティとしてもっていっていただきたい」というメッセージからはじまり、大学の2つのルーツ、利他共生の意味についての講義を受けました。
そして、「社会のために自分を活かす」、「ともに慈しみ、ともに生かし合う」といったつながりの大切さを理解し、「他者とともに生きることを志す人になっていってください」というエールとともに講義は終わりました。
どのような状況になったとしても、なくてはならない介護の仕事(エッセンシャルワーカー)を目指す介護学生のみなさま。
これからも一緒に学び続けていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
淑徳大学短期大学部の介護福祉コースの教育は、地域や社会で暮らす人々に根差した介護を大切に考えています。
つまり、生きている私たちの生活にとって「大切なことは何であるのか」、「本当に必要なものは何であるのか」を
模索しながら教育活動を行っています。
ですので、実習施設の現場のみなさま、就職先の現場のみなさまとの情報交換や意見交換は、介護教育にとって最も大切なことだと考えています。みなさま、いつもありがとうございます。
先日、学校に来て下さったマイライフ徳丸の人材開発研究室の石塚さんとも長いおつきあいがあります。
その時に、石塚さんに「介護の魅力について」お話をお伺いいたしましたので、ご紹介いたします!!
実際に介護現場で働いていらっしゃる方の、生の声です!!
淑徳は、これからも、現場のみなさまから、「今、求められていること」をキャッチする感性を大切にし、
そして「介護にとって、変わらずに大切なこと」も見失わない強い信念をもって、教育活動を続けていきます。