こども学科 2019年度
本学2年生の授業の一コマをご紹介します。保育実習Ⅲ(児童福祉施設)を選択した学生以外は、保育所・幼稚園(認定こども園)、児童福祉施設での全ての実習を終え、総まとめの時期に入りました。そこで、11月9日(土)午後に2クラス合同で振り返り学習の会を実施しました。
佐藤(純)クラスは、矢治クラスと合同で行いました。 前半90分は、各クラス約10名の3グループ(保育所・幼稚園・施設)に分かれ、6グループ15分ずつの実習報告をしました。報告の中身は、子ども(利用者)との関わり、保育者との関わり、保育技術、環境構成、教材研究、部分実習・責任実習、自己課題など多岐に渡りました。
後半90分は、前半の報告会を受けてのグループワークとし、個々の学びを深め合う時間としました。前半に報告された内容から、グループで1つ話し合いたいテーマを決め、付箋に意見を出し合い、模造紙を用いてのグループ討議を行いました。最後は、各グループの代表者が話し合った内容を全体に向けて発表しました。
淑徳祭(24日11:00〜12:00)では、各クラスの代表者による実習報告会も企画しています。ぜひ、こちらにも足をお運びください!
本年度の清水ゼミではプロジェクト学習「積み木づくり」に取り組んでいます。授業では2つの柱を設定し、学んでいます。
一つ目は学内での学習です。「子どもにとっての主体的な遊びとは何か」「児童の権利に関する条約と遊び」「プレイワーク」について、ダイアローグやグループワークを通して学んでいます。
今回は3号館アリーナで「積み木」遊びワークショップを実施しましたので報告します(ワークショップ形式で実施しましたので、前ゼミの皆さんにも参加していただきました)。
前半は子どものパーソナルスペースやプレイワークについて理解を深めました。パーソナルスペースでは「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(保育所)」を参照し、5歳児30人クラスの面積を算定することや、ひとりあたりの面積を設定し、広さ/狭さや大きさ/小ささを体感してみました。プレイワークでは、-大人の不要な遊びへの介入は子どもの発達に深刻な影響を及ぼす-ことについて、大人(保育者)としての遊びの関わり方、環境構成(玩具や遊具)の有限の中の意味などを積み木を利用し体感的に学んでみました。
後半は3,000個の積み木で自由な発想な遊ぶことを体験したり、協同しながら遊ぶ体験を行いました。
9月7日(土)には埼玉県入間郡越生町大字古池の森に入り「積み木づくり」も実践してきました。
日を改めて報告します。
先日、「恒例」の震災復興ボランティアに一泊二日で行って参りました。
このボランティアは淑徳大学短期大学部父母の会とボランティアセンターによるご支援の下、年3回(8月末、12月上旬、2月末)福島県いわき市の多世代交流広場「すくのび広場」で二日間、乳幼児とその親御さん、障碍児者、高齢者まで多様な人々と交流し、遊びや子育て支援のサポートをするものです。
体験の場である「すくのび広場」(いわき緊急サポートセンター)は東日本大震災直後、避難所としていわき駅前にある量販店の4階が解放されたことからスタートし、8年間にわたり地域の人々を支えてきているNPOが主催しています。
今回の参加者は一年生13名。今月に初めての教育実習Ⅰを控え、緊張した面持ちで一歳未満の赤ちゃんに語りかけたり、元気な四歳の男の子と走り回ったり、予想以上に「体力」「気力」を必要とするボランティアに一瞬「とまどい」を感じた様子。
しかし、その中でも「遊ぶ前に赤ちゃんのお母さんやお父さんと話さなきゃならないので......」と、実習で経験できる以上の多様な「かかわり」について身体を通して学ぶことができたようです。
季節の制作をお手伝い
夜はハワイアンズで疲れを...
アンパンマン体操も踊りました
引率・報告:前 正七生(こども学科 教授)
淑徳大学短期大学のボランティアセンターでは 親子を対象に【子育ち支援事業ぷちぴち】を開催しています。
今年の夏休み企画は 【部屋一面の大きな紙にお絵かき】を行いました。
クレヨンと指絵具を使って 大きな紙に自由に表現を楽しみました。





2年生は幼稚園実習(昨年10月)、保育所実習(2月)、施設実習(5月)、幼稚園実習2回目(6月)とこれまでに計4回の実習を終えています。
ゼミの前半は1か月後の最後の実習(保育所実習2回目)に向けて、これまでの実習を通して明らかになった自分の課題を分析するための「自己課題シート」に取り組みました。
真剣に記入している姿に、この1年間での学生たちの成長を感じました。
ゼミの後半は、教育・保育職に求められる「状況に応じた判断力」「臨機応変な行動」に関して、グループディスカッション。
教育実習で経験した事例、実際に起こりそうな事例を書き出し、お互いに対応のアイディアを出し合い、「状況に応じた判断力」「臨機応変な行動」のポイントを各自まとめました。
「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)の大切さ、判断する際に必要となる知識の豊富さなどを改めて実感したようです。
2年生の前期もいよいよ終わりに近づいてきました。
ゼミでの活動を踏まえて、学生はこれから各々、自分の課題をまとめる大きなレポートに着手していきます。