社会福祉コース
今回のソーシャルワーク演習4(2年生科目)は特別講義でした。
「一人暮らしを選んで生きる」というタイトルで、
障害を持ちながらも一人暮らしをされている方から、お話を聞きました。
ここには書けない、重みのある言葉がたくさん出てきました。
質疑応答の中で、学生からは
「聞いた話を十分に消化できていないけれど・・・、聞くことができて、良かった」
「障害のある方の夢や希望に気づいて、支援できる人になりたいと改めて思った」
等の感想が出ました。
話を聞き、しっかりと考えていることが伝わってきました。
授業の後も、伺った話の内容について、考え、友人たちと話をしている姿がありました。
「もっと学びたい」という意見が出れば、次の機会があるとのこと。
さぁ、どうする?
短期大学部の近くにある特別養護老人ホーム「みどりの苑」に行きました。
「施設見学」と「生活相談員さんから仕事についてのお話」を伺いました。
最初に教室で、特別養護老人ホームについての概要を塩野先生にしてもらいました。
その後、移動です。
「初めて特別養護老人ホームに来た」という学生もおり
興味津々で見学をしたようです。
後半の質疑応答では
「入所のきっかけは、どのようなことが多いのか?」
「施設内の照明の色が、違う場所があるけれど、どのような意味があるのか?」
「利用者さんの食事は、どのような様子で提供されているのか」
「レクリエーションの実施状況と課題は何か」
「利用者さんの部屋割りの工夫について」
「喫茶室は、どのように運営しているのか」
等々、活発な質疑応答ができました。
相談員さん、施設長さんから、
「相談員とは、利用者の代弁者としての存在である」と教えていただき、
また、
「相談員の仕事は奥が深く、常に学び続けられる仕事であり、そこが面白いのよ」
と教えていただくことができました。
入学して、初めての施設見学で、
しっかりとした質疑ができたことに、今年の1年生、頑張ってるぞ!と感じています。
また、見学後は、ボランティアを希望する学生が、追加で説明を受ける場面もあり
次の学びにつながっている場面をみました。
次は、違う分野の施設見学に行く予定です。
たくさん、学びますよー。
卒業生の2人が、短大に遊びに来てくれました。
一人は、知的障害者支援施設の支援員さんです。
東北地方出身の彼女は、現在、東京都の市部で一人暮らしをしながら、支援員のお仕事を頑張っています。
もう一人は、養護老人施設(介護以外の生活上の支援が必要な高齢者が入所している社会福祉施設)の相談員さんです。
二人とも、この春で社会人2年目になる卒業生です。
「今度研修があるんです」
「お給料が上がったんです〜!」
「休みはきちんともらえるし、残業をしないように早く帰りなさい、と上司が促してくれる職場だから働きやすい」
との話をしてくれました。ふたりとも「毎日が楽しい!!」とのこと。
今回は、実習や就職活動について、2年生の相談にのってもらいました。
初めての実習、初めての就職活動に、不安でいっぱいの2年生。
2年生は「モヤモヤがスッキリしました〜」と晴れやかな表情で帰って行きました。
先輩から話を聞くことができて、良かったね。
卒業生は「(普段、聞く側だし、他人に話しにくい話題が多いけれど)同期や先生に支援のことをたくさん話せてスッキリしました」と言って帰って行きました。確かに、守秘義務があるから、支援の話は、喫茶店等では話しにくい話題だね。
私たち教員は、在校中は当たり前ですが、卒業しても、応援する人でありたいと考えています。
お話、しましょう!