
一日大学体験(知的障害者生涯学習支援事業)報告
ボランティアセンターでは、平成17年度より知的障がい者生涯学習支援事業をスタートしました。地域に暮らす知的障害のある方とともに、学生も教職員も学ばせていただく貴重な機会となっております。
今年度、6月には「レッツダンス」(地域のお祭で手話うた発表)を実施。そして、8月7日(日)5回目の開催となった「一日大学体験」を報告いたします。
当日は、区内の特別支援学校や福祉園、作業所、一般企業にお勤めの方など知的障害のある19名の方にご参加いただきました。スタッフは、24名(こども学科2年14名、こども学科1年10名)。打浪文子先生(本学こども学科准教授)の指導で~話そう、知ろう、語ろう、あなたのこと・わたしのこと~をテーマに企画・運営がなされました。
体験ゼミナール
参加者と学生がペアになって、共通点を探したり、似顔絵を描いたり、ペアトークの時間やグループごとに他己紹介などを通して、お互いを知り合う時間をすごしました。後半のサイコロトークでは、仕事や家族のこと、恋愛に関する質問や宝くじが100万円あたったら・・・などの質問まであり、参加者の皆さんもずいぶん打ち解けた様子でした。


学食体験
午前中の会場となった3号館から徒歩で移動し、7号館横にある学食コモンで、ラーメンに定食、からあげカレーの中からそれぞれ好きなものを選び、食券購入から体験しました。
障害体験ワークショップ
ペアの一人がアイマスクをして、目が見えない状態でジャンケン列車を行いました。また、グループにわかれて、車椅子で膝の上の風船を落とさないようにしながらリレーをしました。参加者の皆さんにはもちろん、学生にとっても様々な障害を楽しみながら肌で感じられる貴重な体験となったようです。


プレゼンテーション体験
今回は、一日通しての感想とペアトークの時間に描いた似顔絵をみせる形で、グループ単位での発表体験となりました。皆さんの笑顔が印象的です。
今年度は、2月にも「一日大学体験」の開催を予定しております。参加者募集は板橋区内を中心に特別支援学校や福祉園へチラシをお送りする予定ですが、関心のある方はボランティアセンター(03-3966-7602)までお問い合わせください。